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踊る大捜査線

本屋でたまたま見つけた本。
「踊る大捜査線」は日本映画の何を変えたのか

大学4年生の頃に映画館で見た時に,単純に面白いって思ったんですよね〜。
映画的とかテレビ的とか考慮しないで,コンテンツとして面白い,という記憶が強いですが。

今年の夏に久々の3が公開されました。前2作の興行成績がよかっただけに,なかなか難しかったようですが,寅さんとは違った日本映画の中での立ち位置を持っているんではないでしょうか。

で,この本は,この「踊る」を様々なジャンルの人が語るという切り口です。もともと,映画専門チャンネルのドキュメンタリーなんですかね,詳しいことはよく分からないですけど。

語っているのは以下の人たちです。
序 限りない愛と悔しさをこめて:杉田成道
第1章 不倒の興行収入はなぜ生まれたか:掛尾良夫
第2章 伝統映画へのリスペクト、そして革新:佐藤忠男
第3章 ついに現実の警察まで動かした:飯田裕久
第4章 「スナック菓子」に徹した作り手の英断:樋口尚文
第5章 日本インターネット史に名を刻む:中野淳
第6章 「空気読みすぎ神経症映画」の快楽:名越康文
第7章 日本映画の劣化が止まらない:荒井晴彦
第8章 映画ファンを育てなかった罪:白木緑
第9章 観客と創り手の関係が劇的変化:斉藤守彦
第10章 「踊る大捜査線」の法則─僕に見えていたこと、僕が学んだこと:亀山千広

亀山→荒井 と読めば,僕としてはこの本の元は取れたような気がしました。

踊るを映画の劣化と称する荒井氏。そういった新井氏の意見に謙虚に受け入れながら語る亀山。この2人の早稲田OB,卒業と除籍の違いこそあれ,なかなか良いです。

あとは,時間ができたら読んでみよう。 

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