元ソニー

会社の後輩のI君（といっても，彼は院卒なので同級生）が，最近AmazonのKindleを購入。
３Gが無料で使えることに驚きをかくしながらも，その英断を下したキャリア側の幹部とAmazonの経営者を感心して褒めていた（彼自身も，相当のIT系の達人で，ちょっとしたものなら何で家内制手工業ばりに自作する）。
そんな彼が「最近，日本が弱いですね〜」と新しいMacBook Airを叩く。なんだか日本製品でビビット来るのがないよね，というのが二人の意見でした。

しかし，彼によくよく聞いてみると，Kindleのデザインをしたひとは，元Sonyで電子書籍を開発していた人で，かれの手もとにあったMacBook Airのデザインをしたのも元SonyでVAIOのデザインをしていた人らしい。人材の流出。それもおそらく流出したくて出て行っているのではなく，そのままSonyにいてもどうしようもないと感じた人なんだろう。それにしても残念だ。

Sonyにも“ニッポンの未来”まともに考えてもらいたい者である。まずは，４５〜５５ぐらいの人が自主的に退職か降格して，若手の伸び盛りのものに，自由にさせて意見を否定ではなく，きっちり受けってもらいたいものである