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政府見解

田母神俊雄航空幕僚長がこれにより、更迭されました。世間では退職金(約6000万)を返還して責任を取れというが声があるそうです。大賞受賞で300万。トータルでマイナスって…。しかし、そんなことは今回の重大な問題ではなく、
一個人としての論文がどうして、こんなに世間を騒がせるのかということです。

確かに氏は国家の重要なポストに立つ人であった。ですが、氏が述べるように、政府見解と異なる意見を出すことも出来ない国とはなんなのだろうか?どうして、退職金を返せなど言われる程、攻められなければならないのだろうか?公務員には表現の自由も与えられないのだろうか?思想の自由も与えられないのだろうか?彼が、小松基地の司令官で会った際に、その信念に基づき外交的なトラブルを起こしたのだろうか?アパグループの本店が石川にあることと本件、彼が小松基地で司令官であったこととで、今回の受賞となにか関係があるのだろうか?審査にあたっては無記名で審査されたというではないか。KO義塾の先生(だからといってすごいと言っているわけではないが)なども審査されているという話ではないか。

そもそも政府見解とは誰がどのような証拠を元に決定したのだろうか?騒ぎ立てる議員はすべてを理解しているのだろうか?(もともと専門でもなく、本件に関して特に小生は主張を持ち得ていないので、議論する能力もないのだが、それは別として)

公務員、全てが全て政府公式見解にobeyしなくては行けないのなら、教科書なぞ選択する自由など必要ないのではないだろうか?

参院外交防衛委員会(民主党主導)はシビリアンコントロール(文民統制)の在り方について首相に質疑すべきだと息巻いているようであるが、日本は軍事国家でなく、もう十分文民統制がとれているのではないか?彼がこのような事を言っていることが日本が軍事国家を歩み始める布石になるのか?そして、この事、つまり彼が頭の中に考えていることを、ほじくり廻すことが国民のためになるのだろうか?政治家の仕事なのか?

言論の自由に対してこのように干渉する政治家や国家に対して、メディアがどのようなスタンスをとるか見ものであったが、どうもあまりその事に関してコメントする番組に見あたらない。

きっと、氏の考えは間違えているかもしれない、だが、その事を論じ、発表することでこのように非難を受けることはないと思われる。

この事で気になったのはその事である。

論ずる自由のない社会、一番恐れるのは軍事国家になることでなく、このような社会になることである。

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