A8

思考の整理学

外山 滋比古先生の思考の整理学 (ちくま文庫)を読みました。
きっかけは新聞の書籍広告でした。
買って読んでみると、見出しのついたパラグラフでつながっているエッセイ風の本でした。正直、これを頭からお尻までよむと何かしらの理論体系がみにつくとか、思って買ったので、えっ?と思いました。こういったエッセイ風に小見出しがついている本より、小見出しがなく、第3章ぐらいに纏められている本の方が、なんとなく知的な安定性を感じたりします。
ですが、最後まで読んでみるとと、う~ん、思考を整理するというのも、一本道でなく、あらゆる方向からの近接が必要なんだなと感じました。以下が、その見出し
Ⅰグライダー/不幸な逆説/朝飯前 Ⅱ発酵/寝させる/カクテル/エディターシップ/触媒/アナロジー/セレンディピティ Ⅲ情報のメタ化/スクラップ/カード・ノート/つんどく法/手帖とノート/メタ・ノート Ⅳ整理/忘却のさまざま/時の試練/すてる/とにかく書いてみる/テーマと題名/ホメテヤラネバ Ⅴしゃべる/談笑の間/垣根を越えて/三上・三中/知恵/ことわざの世界 Ⅵ第一時的現実/既知・未知/拡散と収斂/コンピューター

なんで、これが整理術なの、という見出しもありますが、なかなか面白いです。手頃の値段ですし、バスや電車の中ですこしずつ読めてお勧めです。

コメント

人気の投稿