雇用の問題。

世界同時不況以降、いろいろと言われている雇用の問題ですが、１２日の朝日新聞に慶応大の樋口美雄教授（労働経済）が以下のように指摘しています。

グローバル化が進み、株主に外国人投資家やファンドなどが増えた。短期的利益が一層重視される傾向が強まり、「企業は人件費の固定化を嫌い、有期雇用者を増やすようになった」

これに関しては、様々意見がいろいろと述べられ、この考え方もその中の一つの意見だと思うのですが、僕に一番しっくりくるのはこの意見なんですよね。
　高度経済成長期には、日本型の雇用システム、いわゆる終身雇用、年功序列が守られていて、いつの日かアメリカ型の実力主義の善で、旧来型の日本の雇用システムは悪のレッテルを貼られたような感がありました。その結果が結局この有り様なら、終身雇用・年功序列もそんなに悪いものでは無かったのではないのか！？と感じております。もう、今更どうにも出来る問題ではないですがね…。
とにかく簡単に会社を飛び出さない、人生設計をきちんとする、ということを自分に言い聞かせるためのリマインドでした。