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CDというパッケージメディアの終焉

 先日車に乗っている時に山下達郎さんの「サンデー・ソングブック」(TFMのラジオ放送)が流れていました。
その中で山下さんが,当初予定していた35周年より2年ほど遅れたが,CDというパッケージメディアがなんとかきちんと流通される状態でベスト盤を出しておきたいという意味では,絶妙のタイミングだと思う,と述べられていたのが印象的だった。
単なる歌がお上手なおじさんだけではなく,音の技術に関しても相当の造詣を持つ山下さんがCDというパッケージメディアはもう終わり,と言った事に,自分自身がCDを買わなくなったな〜という肌感覚以上に,メディアの移り代わりを感じた。
CDの場合は,音をある地点からある地点へ渡す媒体という意味合いが強いのだが,それがネットに置き換わった時に何が変わり,何が変わらないのか?
楽譜と生演奏からレコード,レコードからテープ,テープからCD,CDからネットと音を運ぶ媒体が変わることで音楽の受容者がどう変わってきたのかという問題,奥が深いですね。
まあ,このようにいろいろと考えるところがあり,普段CDを買わない僕ですが,山下氏の37年間が詰まったCDをCDというパッケージメディアの終焉の入り口として一つ記念に購入しました。

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