大学院指導教員の最終講義
大学院の指導教員の有馬先生が早稲田に着任したのは1998年、99年から教授になって25年。
早稲田では通算26年教鞭をとったようです。
私が、先生の門を叩いたのが2002年の4月。
実際は2001年の年末ぐらいからメールで直接相談してました。
でも、あの頃は多忙な業務で半年で退学。
その後、2006年に再入学してら博士課程入学への浪人の1年を除いて、2017年が3月まで、修士、博士、研修生として長らくお世話になりました。
このブログを書き始めたのものその頃だから、そこそこ歴史があるかも(笑)
先生の早稲田人生の26年の内、半分ぐらいはお世話になってますね(笑)
最終講義は「私の研究史」
今まで出版した本を紹介しながら、
どうしてこの本を書いたのか、
どうしてこの研究をしているのか、
ということを、東北大時代からの研究者人生を、
四期にわけて説明されていました。
で、どの時期にも、海外留学があったそうです。
印象的だったのは、
フルブライト奨学金をもらうための面接時に、
江藤淳が「アメリカの第一次資料から、日本の歴史観を見直して欲しい」
という類の言葉をもらったことだ。
アメリカ文学からはじまり、テレビ研究、放送制度研究、ディズニー研究、アニメーション研究、公文書研究、占領史、戦後史、外交史、インテリジェンス、原爆・原発、歴史認識、自虐史観、プロパガンダ、慰安婦問題と、研究のテーマはいろいろと変わったけど、やっぱり、どこかで、江藤先生からもらった、先の言葉が通底しているようですね。
ノート8ページ、しっかりメモ取りました。
で、最後は、またテレビ研究に戻って来たと言ってた。
そこは僕が師事してたところだから、ちょっと嬉しかったりして。
いや〜、楽しかったなぁ。
こういう時間が一番楽しいなぁ。
実際、放送に関する考え方は微妙にちがうことはあるんだけど、それは、外か中かの違いであって、目指すべきところは同じだと思っていたりします。
その後、先生の学部のゼミ生、現在の博士課程の院生(園かは、別の大学の教授だったりする)と、
軽メシを頂きながらお別れ会をしました。
そこでも3時間先生は、研究のことをたくさん喋りまくり。
先生、本当にお疲れ様でした!
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