ついつい買っちゃう(笑)
今回は”現代文解釈の方法(新訂版)”
本屋で見つけた時は、あれ?前買ったっけ?とか思って見てましたが、
冒頭に羅生門とか出てこないので、別のモノだとわかって購入。
”基礎”は、高校生の息子に見せたけど「あーぁ、あ、なんかイイね〜」ぐらいの気のない返事だったので、自分の書架で積ん読してたんだよなぁ。
帯にあるように解説を読書猿さんが書いているようだ、ということで早速帯から(笑)
現代文とは、我々の社会や文明を維持するの不可欠な「読み書き」に関わるものであり、我々の日常や思考の前提となる何かなのだ、と現代文を否定的な人に対する牽制をいれ、
内容的意味と表現的意味の交差により、昨今見られるような「論理国語」と「文学国語」の考え方に疑問を投げかける。
そして、大学入試に現代文が出題される理由は、大学での実践で必要とされる現代日本語文の読み書きについての必要な能力を有することを判定することであり、試験勉強と大学における知的営為とは陸続きである、説明する。
あんまり書くとネタバレなんで、是非とも読んで見て下さい。ココで売ってます(笑)
まっ、私立理系でテストに国語がなかった自分としてはなんとも言えませんが、
息子には国公立対策をしろと口をすっぱくして言ってるのは、この辺りを踏まえてなんですよね(笑)
後半には、受験生でも大学にも関係ない人がこの「方法」を読む意味が書かれています。
これは、本当に暇つぶしに持ってこいの本ですね。たかだか1000円そこらで、そうとう深い知的冒険にでられそうな本です。
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