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メタ・メディアって(内田樹さんより)

2011年10月18日 @levinassien 内田樹さんのツイートより

『情報格差社会論』送稿。ふう。でも、マスメディアがこれから先どうやって「情報についての情報」の基準器として機能できるようになるか、僕にはまだアイディアが浮かびません。原理的には「メタ・メディア」というものが出現する他ないわけですが、「メタ・メディア」って何?

説明が足りなかったですね。「情報についての情報」とは、「どうして私はあることを知っていて、別のあることを知らないのか?」という問いに答えてくれる「情報の分布についての情報」のことです。情報のマップ機能といってもいい。

俯瞰的視座から僕たちが享受している情報の(内在的な価値や真偽ではなく)、その分布についてのみ端的にクールに情報を伝えてくれる。「あなたが知っているこの情報は、このような社会集団に選好されていて、あなたが知らないこの情報はこのような社会集団に共有されています」という情報。

それを基にして、「どうしてこのような情報の偏差は生じたのか?ある情報をある集団が選好したり、忌避したりする理由は何か?」という一つ次数の高い問いが導かれます。

情報の質や量を差別化することで情報階層は発生します。僕は端的に「階層化に反対」なので、情報を質や量以外の規準で考量でき、かつアクセスフリーであるようなレベルが存在しなければならないと考えているのです。わかりにくくてごめんね。


うん、確かに僕は馬鹿なので“わかりにくい”。でも内田さんがこういう風なことを考えていると言うことが分かった。

しかし、この原稿はどこで読めるのだろうか。

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