メディア史研究会での発表

メディア史研究会の月例報告会で，「1957年のVHF大量予備免許〜田中角榮の一本化調整と濱田成徳の理想〜」を報告してきました。
修士論文の時に遭遇した電波監理局長濱田成徳と田中角榮の話です。

ただ，情報が過剰すぎて，うまく消化しきれず，会員の皆様からもそのあたりをかなり指摘されました。７：３で小生の負け，というところでしょう。

歴史問題は，よっぽどの資料が出てこないと，オリジナリティなどを出すのは難しく，今回は，視点のオリジナリティを持って，田中角榮の大量予備免許は，一般に言われているほど“凄くない”ということをあぶり出したかったのですが，いまいち情報不足でした。

もう少し，個別案件を詳細に調べ上げ，なんとか論文にしたいと思います。

夜の部は，東経大のA教授，成城大のF教授，元朝日のAさん，東京情報大のI教授，日大のK教授，NHK文研のNさん，元岩波のUさん，東海大のI教授，朝日のIさん（もう一人いらしたのですが，お名前失念してしまいました…）を囲んで大変興味深い話を聞くことができました。

なんと言っても，K先生が昔濱田にインタビューをしたって事です。

先生は「タヌキじじぃ」って言っていましたが…
いや，世界は広い。こういうのは，会社の人と一緒にいてはできない経験だと思います。
一次会が終わる頃，奥様からの“帰ってこいよ〜”連絡で，そそくさと帰路に着きました。