実体のない時代へ

ジョンレノンが亡くなったのが1980年。

ジョンが亡くなって30年後という節目の2010年。

そのビートルズの楽曲を原作にしたノルウェイの森が出版されたのが1987年。

当時は，アナログのLPからCDへの転換期。

この2010年に村上春樹のノルウェイの森が映画化された。

単行本や文庫本で１０００万部を超える大ベストセラー。

今，出版は電子書籍で揺れている。

そして，音楽はCDから配信へ。

しかし，形の無いものは，なにか寂しいな，

そんな事を，ユーミンがラジオで語っていたのが印象的だった。

そんな，ラジオも電波ではなく，インターネットを通じて聞くようになってきた。

本のプレゼントやCDのプレゼントって，もう，“物（ブツ）”でなく“情報（データ）”だけ。

そんな，ユーミンのラジオを，車で電波を通じて聞いた，子供を送った帰り道。

多摩堤通りというのが，ちょうど良い雰囲気だった。